2010年9月30日木曜日

芋羊羹



私が生まれて初めて芋羊羹を頂いたときの感想は、「何これ?羊羹ちゃうやん、スイートポテトみたいやん。メッチャ美味い!先輩ありがとう。」でした。


15年程前に東京で某飲食チェーン店の店長代理をしていた頃と思いますが、月2回のエリアミーティングの時に、ある先輩が毎回必ず芋羊羹を買って来てくれて私達に1本ずつ分けてくれました。
何で芋羊羹やねん?と最初はツッコミましたが、食べてみると非常に美味しかったので、毎回の楽しみになっていきました。

あれから人生いろいろで10余年、芋羊羹のことはすっかり忘れ、口にすることはありませんでした。

1年程前でしょうか、妻との何気ない会話の中で芋羊羹が美味しかったという話題が出たのがきっかけで、どこかで売っていたら買おうということになっていました。それで、デパ地下やスーパーに行く度に和菓子コーナーを覘くようになったのですが、何故か何処にも置いていません。置いていても普通の羊羹に薩摩芋を少し混ぜたようなものばかりで、私の求めていたものとは全く違うものでした。

そんなこんなで食べられないまま1年弱を費やしてきたわけですが、ふとCOOPのカタログを見ていましたら、載っていたんです芋羊羹が。フッとうとう見つけたぜ。
早速注文し、昨日頂きました。美味かった~。

15年前に頂いたのは、どこの和菓子屋さんのものか覚えていませんが、今回頂いたのは浅草の『舟和』さんというところのものです。

因みに芋羊羹とは、羊羹と名前は付いていますが寒天は使用せず(少量加えることもあるらしい)、蒸かした薩摩芋を漉したものに、砂糖を加え、押し固めて冷やしたもので、甘党にはたまらな い一品です。